2015年12月7日月曜日

 札幌市の友好都市   中国瀋陽市を訪問して 札幌市議会議員 坂本恭子


  11月10日から13日まで、中国の瀋陽市への友好都市提携35周年記念事業の訪問団の一員として行ってきました。
 さすが、遼寧省随一を誇る都市です。降り立った空港は最近新しくなったばかりで素晴らしいものでした。隣に建っている旧空港はこれから取り壊し、さらに空港を拡張するとのこと。市街地に向かう高速道路は車であふれかえり、瀋陽市では1日300台の高級外車が売れていて、渋滞と排気ガスが問題となっており、さらに石炭の排煙とPM2・5は大きな課題であるのは承知のとおりです。
 今回の訪問団は、市長、市議会、市民など約60人で、4日間の日程で、記念式典や環境ビジネス交流、都市企画展示館視察、瀋陽師範大学での地元学生との交流など、内容豊かで非常に勉強になりました。
 札幌の11倍の面積で840万人が暮らす大都市は、今後5年あまりで新たな地下鉄を2系統(現在は2系統あり、乗車しましたが、新しく立派な車両と駅でした)と高速道路も何本も整備し、超高層ビルの建設がいくつも予定されているそうです。日本や札幌市内の企業が進出を検討しているとのことで、師範大学の学生も日本企業に就職したいと希望を述べていました。
 しかし、市街地を離れ、一歩通りに入ると、私が生まれた、1960年代の日本を彷彿させる庶民の暮らしが目に飛び込んできます。
 郷愁とともに今後の瀋陽市の発展に目が離せません。
                                 趙長義さんと坂本市議

2015年12月4日金曜日

『生きる 劉連仁の物語』  森越智子さんから札幌支部にFAⅩが届きました。紹介します。

前略。劉連仁さんの墓参の旅では大変お世話になりました。
 また、拙書『生きる 劉連仁の物語』について特段の配慮いただき感謝いたします。
 さて、拙書『生きる』について、その後についてご報告いたします。
 戦後70年の節目の年であることもあって、お蔭様で様々なところからの反響があり、関係各誌の書評等で取り上げられた他、以下の通り推薦・選書・コンクール課題図書に選ばれました。
◎課題図書・推薦
2016年佐賀県新春読書感想文コンクール課題図書(中学生)
北海道学校図書館協会 平成27年度冬休み推薦図書(小学生高学年)
北海道学校図書館協会推薦図書
全国学校図書館協議会選定図書
日本子どもの本研究会選定図書
学校図書館整備協会選定図書
図書館振興財団選書 推薦文 https://wwww.toshokan.or.jp/sensh                                    o/detail.php?recid=17282
◎書評
日本児童文学 2015年11・12月号 宮川健郎 2015年11月10日
こどもとしょかん147号(東京子ども図書館刊)2015年10月20日
図書館振興財団 選定推薦 2015年10月16日
こどもの本(日本児童図書出版協会)2015年9月1日
しんぶん赤旗(日曜版)2015年8月30日
北海道新聞 2015年6月26日、8月15日、9月27日
学校図書館 速報版(全国図書館協議会:発行)2015年8月15日
日本農業新聞 2015年8月15日
新婦人しんぶん 2015年8月6日
日中友好新聞 2015年8月5日

 更に、今般、日本子どもの本研究会児童文学研究会課題テキストにも選ばれました。これも皆様のご支援のおかげと心から感謝申し上げます。また、沢山の方から、この本によって太平洋戦争中の中国人強制連行の事実を初めて知ったというお便りを頂き、次世代に伝える努力に対してお褒めの言葉を頂戴しました。
 アジア諸国との新しい関係を作るのには、まず歴史的事実を知ることだという認識に多くの人が立っています。本書がその一助にわずかでもなれたことがなによりうれしいです。
まだ、出版して4か月ですが、これからも一冊ずつ手渡していけたらと思っております。是非会員の皆様にもお薦めいただけますよう改めてお願い申し上げます。
 日中の友好と平和な世界をつくるために。
 取り急ぎご報告とお願いまで。 2015年11月18日 森越 智子

2015年12月1日火曜日

準会員(日中友好新聞読者)を 6人増やす

日本中国友好協会札幌支部は、11月17日、支部理事会を開き、今までの主な活動の総括を行うとともに、9月から11月の間を「組織拡大強化特別期間」と位置づけ、全国的に会員や準会員の拡大に取り組んできました。
 組織の拡大強化
 札幌支部は、近年、転居・退職、高齢や生活苦などを理由に、会員や準会員の減少傾向が続いています。
 支部理事会は、このことを討議・検討し、理事を先頭に会員・準会員の拡大に取り組むことを決め奮闘しました。
 11月末までに6人の準会員が増えました。引き続き、会員や準会員の拡大目標を5人として、また、「研究中国」誌の拡大も取り組んでいきます。
  年末募金のお願い
 支部理事会では、年末募金に今年も取り組むことを確認。春の支部総会で確認した20万円の募金目標を掲げ、会員や準会員の皆様にもご協力をお願いすることにいたしました。
 日中友好協会のカレンダー「悠久の旅」の普及にも取り組んでいくことを確認。
11月末現在残本数が10本になりました。ご協力を特段にお願いします。
    新年交流会
 来年1月27日(日)正午からKKRホテル札幌で恒例の新年交流会を5千円会費で札幌支部と北海道支部連合会との共催で開催することを決定しました。
 11月10日の道連理事会で確認した、道連総会を来年4月24日(日)札幌のかでる2・7 で開き、第51回中国人殉難者全道慰霊祭を6月26日(日)を仁木町の中国烈士園で開催することを支部としても確認しました。

第1回 全国理事会

 64大会期第1回理事会が11月14・15の両日に東京で開催されました。
 長尾光之会長の開会挨拶、の後、情勢や不再戦平和活動・中国百科検定などの諸議案と組織拡大強化期間や財政問題などについて提案と討議が行われました。
 2日の冒頭、約1時間、中野晃一上智大学教授が立憲デモクラシーの会や戦争法案反対の若者たちの参加やその若者たちがどうメッセージを伝えるかなど工夫をしていることなどを紹介しながら講演。大変有意義な講演でした。
 苫小牧支部の伊藤貞市支部長は、望郷の鐘の上映運動などの取り組みについて、釧路支部の原聰事務局長は、矢臼別演習場での米海兵隊の実弾演習と反対する運動、その中での準会員2人の拡大の教訓について発言。
 札幌支部の小川勝美理事長は、札幌での中国百科検定の取り組みなどについて発言しました。
 理事会は、来年6月の大会を東京で開催することを決め、「戦争法」の廃止を求めて全力をあげて行動する決議(案)を全会一致で採択して終了しました。
開会挨拶をする長尾会長

 講演する中野晃一教授