2017年8月25日金曜日

 中国問題講演会「トランプ政権成立後の米中関係と北朝鮮問題」

と き   11月11日(土)14:00~16:00
ところ   北海道クリスチャンセンターホール
 講 師   大西 広 慶応大学教授、日中友好協会本部副理事長
          AALA連帯委員会本部常任理事
 演題   「トランプ政権成立後の米中関係と北朝鮮問題━━日本の対中政策の
                           微妙な変化に関わって」
 主催  日中友好協会北海道連・札幌支部、
 共催  道革新懇、道AALA連帯委員会。

2017年8月22日火曜日

室蘭における 第25回「10.9 中国人殉難烈士慰霊の集い」    

 ●日 時 2017年10月1日(日)13:00~  ●場 所 中国人殉難烈士慰霊碑前

       ~中国人強制連行の室蘭での犠牲者564名の追悼を~

  今年も室蘭で中国人殉難者慰霊の集いが開かれます。
 盧溝橋事件から80年、南京大虐殺から80年の今年。
 札幌を始め全道各地から参列し、慰霊の集いを成功させましょう。

 慰霊の集い終了後、14時から室蘭市中小企業センター3階会議室で懇談会を行います。
 
   DVD視聴  「中国人強制連行犠牲者のイタンキ浜遺骨発掘の記録」
   講演     「中国人強制連行から見る日本の戦後補償問題」
   講師      北海道教育大学札幌校   本庄 十喜 准教授

            札幌から自家用車で参加します。
            JR・地下鉄新さっぽろ駅前の
            新札幌交番前午前9時30分集合。
              車の用意のため事前に連絡ください。
              電話011~814~8658 日中友好協会札幌支部。
            
          室蘭市イタンキ浜の汐見トンネル丘中腹の
               中国人殉難烈士慰霊碑

2017年 第37回 さっぽろ平和行動

 2017年の第37回さっぽろ平和行動は、各地域で様々な取り組みが行われましたが、終戦記念日の8月15日は、札幌都心部のデパート前で、「8・15反戦街頭宣伝行動」を行い、戦時中の召集令状「赤紙」のコピーを添えたチラシを通行人などに配布しました。
 この行動には、参加団体から約70人が参加しました。
 日中友好協会札幌支部から、小川勝美理事長、影浦貞宏事務局長、三木ふみよ副理事長、影浦ミヨ子会員(写真左から)の4人が参加し、「赤紙」を配布しました。
 NHKを始めとする各テレビ局、赤旗や朝日、道新などの各新聞社の取材陣が詰めかけていました。
 北海道労働組合総連合の宣伝カーから核兵器の廃絶や戦争法廃止など平和を訴えました。
 防空頭巾にモンペ姿の原水協の嶋田事務局長が司会を務め、平和婦人会、被爆者代表、自由法曹団の女性弁護士と、戦時中の従軍看護婦のスタイルで医労連の委員長が平和と不戦の誓いなどを訴え続けました。
 計画では午前11時から30分の予定でしたが40分間の訴えが続き、ビラも配布し続けました。
 12時30分から貸し切り市電「8・15走れ平和号」が、すすきの電停から出発し、電車の中で、平和の歌の合唱などを行いながら1時間かけてすすきの停留所に戻ってきまた。
    札幌市都心部で赤紙・召集令状の配布 小川、影浦貞宏、三木、影浦ミヨ子の各氏
配布した「赤紙・召集令状」

2017年8月7日月曜日

新会員の自己紹介 勤医協に就職して命や平和の大切さを痛感 勤医協西区病院 宍戸健さん

勤医協に就職して早30年。赤平市出身で炭鉱町育ち。音楽が大好きで15歳からギターを始め、作詞作曲をこなし、ほどなくグループを結成。音楽活動に明け暮れます。様々なコンテストやテレビ・ラジオ番組にも出演。現在も諸団体の集まりのオープニング、デイサービスなどで世代にマッチした選曲で「一緒に歌う」をコンセプトに今日も歌い続けています。
 勤医協に就職してから多くのことを学んでいます。 その一つが日中友好協会との出会いでした。当時、勤医協の看護師長であった故・山崎幸さんが私たち職員向けに、いつもお話してくれたのが、戦時中、従軍看護婦として中国に渡ってのすさまじい体験談です。
 中国で実際に日本軍が行ったことを、じかに見続けてきた山崎さん。「戦争がいかにおろかで野蛮な行為か」「戦争は人間の本質を壊していくものです」。そして、いつも職員に優しく、時に厳しく、熱いまなざしを送り続けた山崎さん。そんな山崎さんに誘われてこの会に関わることになりました。 特別な活動をしているわけではありませんが、日本と中国が歴史の真実に真正面から向き合って、本当の意味での日中友好の懸け橋につながっていくための一助として、ささやかながら関わっていきたいと思っています。
 (2006年から準会員であった宍戸健さん54歳が3月に新会員になり、5月の札幌支部総会で会計監査に選出され、就任しました)

   
                                  厚別区もみじ台の平和コンサートで

2017年8月1日火曜日

 盧溝橋事件から80年 第32回 7・7平和集会  超満員の218人が参加

7月7日、札幌のかでる2・7、820研修室で「第32回7・7平和集会」が開催されました。
 盧溝橋事件から80年の節目の年である今年の7・7平和集会は、「アジアから今、問われているあの戦争」という全体テーマのもと、内海愛子さん(恵泉女学院大学名誉教授)が「戦後史の中の『和解』 置き去りにされた植民地支配の精算」と題して講演されました。
 さらに、元朝日新聞記者・元北星学園大学非常勤講師、現韓国カトリック大学客員教授で、名誉棄損裁判を東京と札幌で提訴中の植村隆さんが、韓国の活き活きとした現在をジャーナリストの視点で捉えた特別報告をされました。
 内海さんの講演では、戦後日本政府が「戸籍」と「国籍」を恣意的に運用し、植民地出身者を日本国憲法の権利や保護の対象外とし、さらには軍人軍属やその遺族を対象とする「戦傷病者戦没者遺族等援護法」や「恩給法」からも外す過程をわかりやすく紹介されました。途中、朝鮮人傷痍軍人の差別的待遇の不条理をえぐり出す大島渚監督の「忘れられた皇軍」(1963年)を上演し、講演にインパクトを与えました。
 今年の7・7平和集会は、1931年から始まる十五年戦争を、植民地支配や41年からのアジア太平洋戦争との一環として捉える視座から、ともすれば多くの日本人の戦争認識から抜け落ちがちな東南アジアと、そこで使役された植民地出身者への差別的処遇を対象に、そこから植民地支配や戦争、近代天皇制の問題を炙り出しました。
 当日は218人の参加を得て超満員となりましたが(うち学生12人)、多くの人にとって深い学びの機会となったのでないでしょうか。
 
 本庄十喜(北海道教育大学)さんに記事をお願いしました。